About
沈壽官窯について
About Chin Jukan Kiln.
沈壽官窯は慶長三年より四百二十年余り続く、薩摩焼の窯元です。
沈壽官窯は、鹿児島県日置市美山の里に位置し、薩摩の地に残る数少ない薩摩焼の窯元の一つです。 今では見る事もめずらしくなった希少な「薩摩の土」と「登り窯」を使用して、薩摩焼を作ることに創業以来こだわり続けています。
その歴史は、慶長の役(1592–1598)の帰国の折、薩摩の勇将・島津義弘によって連行された朝鮮陶工・初代 沈当吉(ちんとうきち)の技と、島津藩の美意識が出会ったことに始まります。異国の地・薩摩で、初代 沈当吉は祖国を偲びつつも、薩摩の山野に陶土を求め、時に変形や亀裂を恐れず挑戦し、土と炎が織りなす独自の美を生み出しました。
江戸時代には、白薩摩と呼ばれる精緻な装飾陶器が、藩主専用の御用窯として藩内上級武士や幕府、外国使節への贈答品として珍重されました。 その美しさと希少性は、当時「お城を褒美に与えられるよりも、白薩摩を賜ることのほうが名誉」とまで言われるほど。世界中を見渡しても、象牙のように白く透明感ある素地と、微細な貫入を持つ釉薬を持つ陶器は、薩摩焼だけでした。
十二代沈壽官が1873年のウィーン万博に出品した「錦手大花瓶」は、世界中の注目を集め、薩摩焼の名を世界に知らしめる礎となりました。
現当主、十五代沈壽官は、イタリアでの修業を経て伝統技術を深化させつつ、現代の感性を取り入れた新たな薩摩焼を追求し続けています。 420年以上にわたる歴史と革新の息吹を、ぜひご高覧ください。
Mission
美しき薩摩焼の文化を次の100年へ
Bringing the beautiful Satsuma ware culture to the next 100 years.
皆様に支えられ、四百二十年余りの長い年月を迎えることができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 薩摩の土と熟練工の技から生まれる薩摩焼。 この美しい薩摩焼の文化をこれからも守り続けていくことが、私たち沈壽官窯の誇りであり使命です。
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